薬剤師の求人難

健康を守り維持するために、私たちはたびたび町の薬局を訪れます。病院の診察後に薬が処方される場合もあります。そのような薬局には、薬についてのきちんとした知識のある専門の薬剤師が常駐し、服用にあたっての注意点などを丁寧に説明してくれます。さて、その薬剤師について大まかに説明しますと、日本で現在この資格を得るには6年制の薬学部を卒業した後に薬剤師の国家試験に合格しなければなりません。その後に薬剤師名簿に登録申請を行い、薬剤師の免許が貰えるというしくみです。

免許を手にした後の働き口は次のとおりです。病院や診療所、調剤の専門薬局、学校の薬剤師といった私たちにも馴染みのあるものから、医薬品の製造販売業に従事するもの、麻薬取締官や薬学部教員になるといったケース、また、新薬の研究開発にあたる人もいれば、地域の保健所の職員として働く人もいます。このように活躍の場は幅広くあるのですが、近年は薬剤師の求人が減少しているとの見方があります。2009 年に登録販売者制度が導入されたことにより、第二類および第三類一般用医薬品を販売するには、登録販売者がいれば薬剤師は常駐しなくてもよいことになりました。

もともと、我が国は先進国中では最も高い薬剤師数を有していたのですが、その需要もそろそろ頭打ちになるのではないかといわれています。厚生労働省がとりまとめた報告書の粗い試算によると、2027年には薬剤師は40万人となる予測ですが、需要は29万人ほど、11万人もの余剰が出るとの計算です。このようなことから薬剤師を取り巻く求人状況はひっ迫しています。今の時代、せっかく手にした薬剤師という職を活かすには、どのような選択をするべきでしょうか。効果的な求人の探し方はどのようにしたらよいのか、一緒に探ってみましょう。